なふの備忘録

140字じゃおさまらないの

「そんなこと」で溢れる社会②

こんばんは、なふです。 

なんか久しぶりにアクセス解析見たらめっちゃ見てくださってる方いてビビりました()

ありがとうございます。今日もちょっと頑張って書いてみます。

 

 

今回も前回に引き続きちょっとだけ開発系の話題が絡みます。

2ヶ月くらい前に、ある経済学部の方からLINEで「起業するからアプリを作って欲しい」との連絡を受けました。

以前にも別の件でお誘いがあったのですが、その時は見送っていたので今回は協力したいな、仕事だ嬉しい〜って感じの軽い気持ちで話を聞かせてもらうことにしました。

 

 

まぁそのアプリの詳しいことは置いておいて、いよいよお金の話になりました。

話し下手なのであんまりうまく交渉できなくて相手の出方を伺っていたところ

 

「「あんまり出せないけど、他のバイトと同じくらいの時給なら出せます」」

 

なんかこの時点で何かを察し、とりあえずその場は一旦おひらきにして、仕様書だけいただきました。

その仕様書を元にバイト先の先輩に聞いたり、ネットでめちゃくちゃ調べて見積もったらそのアプリだけで500万は確実に超えるんですよね。(管理費とかもろもろ追加したら1000万超えてもおかしくない)

 

絶対に出せないだろうなぁって思いつつ、もう一度その方に『このアプリに合計でいくら払う予定でしたか?』と連絡をとってみたところ、「5万円くらいです」って返ってきたので丁重にお断りしました。

 

 まぁ、実際の相場を知らない方がほとんどでしょうし、この記事を読んでそんなにかかるのか......と驚かれた方もいると思います。

 

 

僕は一応中高生にプログラミングを教える仕事をしていますし、研修の過程で1つアプリをリリースした経験もあります。

自分の仕事に誇りを持っていますし、賛否両論あるもののプログラミングの楽しさを早くから知ってくれる子がどんどん増えることはとても嬉しいです。

 

「たった5日間のプログラミングのキャンプで楽しみながらも簡単なオリジナルアプリが作れる。」

僕はこれをとてもすごいことだよと参加してくれている子に何度も伝えましたし、実際そう思っていました。

 

そう思っていると思っていました。

 

でも実際は、『僕なんてあんな程度の簡単なアプリしか作ったことないし、プログラミング詳しくないし、ネットワークのことも全然わからない。そんな程度のことしかできないポンコツだ。僕なんて何もすごくない。』とめちゃくちゃ自己評価低かったんですよね。

 

 

今回の一件でめちゃくちゃ矛盾していることに気づいたんですよ。

僕には少なくとも40万円(アプリの単価でこのくらいらしい)出してもらえるほどのことができるのにそれを「そんなこと」だと評価し、

一方で教え子たちには「そんなこと」じゃない、とてもすごいことだから自信持ってって言ってました。

 

めちゃくちゃ恥ずかしいです。

僕は今まで何を教えてきたんだろう、教え子たちになんて失礼なことをしてたんだろうって。

 

 

自分の見てきた世界が広がれば広がるほど、上にいる人のことを気にしすぎて、自分のできることを「そんなこと」って低く見てしまうことが多くなっていく、

あるいは「そんなこと」って言われる機会が増えてくるんじゃないかなって思います。

でも、「そんなこと」だと思っていることでさえ、それができるということはめちゃくちゃすごいことなんです。

価値が何かで置き換えられないとなかなか気づけないかもしれないけれど、もしかしたら「そんなこと」に何十万の価値があるかもしれません。

 

 

僕はまだまだ自己評価低いし、もうこれは治せませんw

けれどもう少し、自分のできることに目を向けてできることに「そんなこと」っていわないようになりたいなぁって思っています。

きっとその方が楽しいし、他の人のできることにも目を向けられるようになると思うので。

 

ちょっと長くなったし、だらだらしてしまったけど、備忘録もかねて。

今日はここまで。今日も頑張って生きます。