なふの備忘録

140字じゃおさまらないの

媚びを売ることのススメ

 

お久しぶりです。

学会用のスライドを作ってたら頭がこんがらがってきたので、30分だけこの記事を書くために頭を使います。

 

皆さんは「媚びを売る」って単語を聞いたときにどういうことを思い浮かべますか?

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まぁ、上司にへこへこしてる様子を想像する人が多いと思うんですけど、なんかあんまりいいイメージないですよね。

「媚びを売る」って悪口にも使われますもんね。

僕も高校の時よく言われてたらしいです。知らんけど。

 

そんな、割とマイナスなイメージが多い「媚びを売る」という行為ですが、実際に媚びてるって言われた行為を僕は推奨したいと思います。

ちょっと結論から述べようと思ったんですが隙があったので自分語り形式にします。

だるかったら、後ろの方まで飛んでください。

 

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僕が本格的に媚びを売り始めたのが、高校1年の後期ですね。

前期の終わりに通知表もらって成績見たら体育だけほんのちょっと悪かったんですね。

それで、今は全くそんな気ないけど、万が一大学受験の時に推薦使うことになって、体育のせいで評定下がるの嫌だな、

 と思ったんですよね。

 

さて、体育の成績アップ作戦の開始です。

しかし、僕は運動全く得意じゃないです。

当時、中高6学年併せて30人(そんないた?)のソフトテニス部で万年ベンチどころかベンチすら後輩に取られてました。

乱打が文字通り「乱」打になる感じの残念な奴です。

 

当然、体育でスーパープレーをすることもできなければ、アシストもできません。

かといって、本当に何もできなくて心配になるレベルの運動音痴でもないので、悪目立ちもしません。

 

僕がせいぜいやっていたのは、授業の振り返りをびっちり埋めるくらいのことでした。

困った。

どんなに頑張っても見てもらえなければ、何ができなかったのか、何ができるようになったのかも見てもらえません。

先生はノートを見て「あ、そうなんだ、ふーん」で終わりです。

 

そこで僕は考えました。

「これ、先生に成長を感じてもらえるように仕向ければいいのでは?」

 

僕はほぼ毎授業で先生に声をかけ、うまくいかないところを伝え、アドバイスをもらうようになりました。

うまくできるようになったら先生にありがとうございますって伝えに行きます。

 

こうすることで、先生がノートに書かれてることだけを見て評価していたのを、ノートを見たときに僕がどんなことを自分に聞いてきて、どんなアドバイスをしたか、そして僕はどう工夫していたのかを想起できるようにしました。

相手に自分の努力をわかりやすく、成長を感じやすくなるようにしました。

 

すると、先生は僕を気にかけてくれるようになり、「うまくいってるか?」と声をかけてくださるようになりました。やったね!

 

作戦成功です!

前期の時から急に運動神経が良くなったわけでもないのに、後期から卒業までいい成績キープできました!

これを他の科目(美術とか)にも応用したら、成績落ちなかったし、めっちゃ先生と仲良くなりました。

 

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とまぁ、こんな感じです。

僕が「媚びを売ってる」って言われた行為は「自分が努力して成長してることを感じてもらうためにしていたアピール」です。

もちろん、僕は体育の振り返りをびっちり書いてましたし、課題もクリアしました。

他の科目もテストで高得点とってましたし、課題もちゃんと出してました。

 

僕は別に「媚びを売る」ことに全精力を注いでたわけじゃないです。

ただ、自分が頑張ってるのに気付いてもらえなかったらもったいないじゃないですか。

こーーーーーーーんなに真面目に苦手なこともやってるのにね!

 

評価する側も人間なので、目立つ人がどうしても目に入ります。

0を100にした人も、100を101にした人も、結果を出していますが目立ち方も違うし、評価の仕方も変わってくるでしょう。

自分が努力をして、評価されるべき側面があるのに、見てもらえなかった。もっといい評価がつくはずなのにつかなかった。

 

評価をする側が見てなかったのか、自分の努力が足りなかったのか、それもすべて評価されてからでは遅いのです。

 

媚びを売りましょう。

努力が正当に評価されるために。間違ってた時に助けてもらうために。

周りにぐちぐち言われても関係ありません。

評価が上がったらそれはあなたが頑張っているのを、成果を出しているのを、成長しているのを、見てもらえただけです。