ハウトゥー院試浪人
おはこんばんにちは。なふです。
今日は院試浪人のやり方を説明していきます。
前提となる僕の情報を共有します。
同じ研究科志望でも志望専攻が違ったり、
人気の研究室だったりすると勝手が違うと思うのでご了承ください。
第0章 院試の落ち方
何気に皆さん知りたいんじゃないでしょうか。
そもそも院試の不合格率が10%って噂ですし、
内部生は6割で確実、半分でもまぁ受かるとまで言われてます。
どうやったら落ちるのか反面教師にしたい方も多いと思います。
僕が落ちた原因は大体3つです。
- 苦手な科目で受験した
- わざわざストレスの溜まる環境で勉強した
- シンプルに基礎が成ってなかった
ですね。
まず1に関してですが、お恥ずかしながら電子工学専攻ですが、
電子回路と電磁気ができません。
はい。学部の時の成績全部Cでした。
なのに僕は、同じ専攻志望のみんなが電磁気やら電子回路やらなんやかんやを選択し、
受けると言っているのに焦り(&流石に半導体レーザの研究室でこれはやばいとも思い)
わざわざ苦手な科目で受験しようと勉強しました。
無理でした。
ここで2ですね。
勉強に集中するために3食出てきて洗濯してもらえる実家にいつもより長めに
わざわざ院試の直前に帰りました。
実家普通に苦手なのでストレス溜まってそれどころじゃなかったですね。
勉強しててもいい感じのタイミングでなんか呼ばれるし、
休憩しててもなんか言われるし、
挙句の果てには院試落ちた連絡したら母親と弟に
「「勉強してなかったもんね〜w」」
って煽られました。
いやまぁおっしゃる通りなんですけど、
弟の浪人が決まった時に煽らなかった自分偉いと思います。(このブログ見てるか弟よ)
3ですがCで単位を錬成してた人に基礎なんかあるはずもなく(他の人に失礼)
全くわからない過去問と解答の睨めっこでした。
教科書の基礎問題に戻っても過去問が解けないっていう感じの重症患者です。
友達に教えてもらっても分かりませんでした。
というわけでこれから院試を受ける皆様は
研究内容関係なく、
ストレスなく勉強できる環境で、
基礎がしっかり身についた得意科目を
勉強しましょう。僕みたいにならないでくださいね。
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第1章 院試不合格後の選択〜就職or院試浪人〜
晴れて?不合格になったら研究室の先生と面談しましょう。
僕は落ちたことがわかった次の日に教授と助教にメールを送り、
面談をお願いしました。
メール漁ったら当時のメール出てきたので載せますね()
助教からはその日のうちにしばらく休んでねって慰めのメールきました(しゅき)
教授はちょうど出張だったため1週間後に面談をすることになりました。
1週間はぐうたら過ごしてました。
面談では先生から以下のような選択肢がいただけます。
多分、同じ学科の方なら同じような選択肢になると思います。
- 推薦リストの余ってるところに推薦で就職活動
- 卒業の単位をわざと出さないでもらい、留年し来年夏再受験(再来年4月入学)
- 卒業した後、半年間研究生として研究室に所属し、来年夏再受験(来年10月入学)
院にこだわりのない人は就職をお薦めします。
僕はなぜか院に行くんだ!!!と意気込んでいたので2か3を選択することになりました。(頭おかしい)
ちなみに、夏受験になった理由は電気系は春院試での募集がほぼないからです。
(本当にたまーーーーーーーに募集してるらしい)
ここで2と3のメリット・デメリットを紹介します。
「卒業の単位をわざと出さないでもらい、留年し来年夏再受験」
メリット
- 来年落ちても推薦で就職するチャンス
- 『東北大生』でいられる
- 院進してもみんなと同じ3月卒なので就職活動がみんなと一緒!
- 就職活動が修論に響かない!
デメリット
- 『留年』することになるので学費が大変
- 同期と卒業の時期が1年ずれる
「順当に卒業した後、半年間研究生として研究室に所属し、来年夏再受験」
メリット
- とりあえず『東北大卒』を得られる安心感
- 学部生1年間の授業料(以下、学費) > 半年間研究生でいる諸費(以下、研究生費)
- 同期との卒業の時期のずれが半年で済む
デメリット
- 万が一また院試に落ちた時、推薦での就職活動ができなくなる(注:学科によって違うかも?)
- 就職活動の時期と予備審査の時期が被る
- 秋から働ける企業少ないので卒業後半年ニートの可能性
ここで僕は悩んだ結果
「順当に卒業した後、半年間研究生として研究室に所属し、来年夏再受験」
を選択しました。
理由として1番大きかったのは学費です。
僕は1年間の授業料は払えない状況であり、
留年したことが授業料免除の申請の足枷となり、
免除の対象外になることが一番の懸念点でした。
留年がどの程度授業料免除の申請に関わってくるのかわからなかったため、
免除されず1年分の学費(約53万円)を払うリスクを背負うより、
半年分の研究生費(約26万円)を払った方が良いと考えました。
ちなみに、他の面でのリスクが大きすぎる(特に就職活動と修論の時期)ため、
学費を払う余裕がある方は留年をお薦めします。
こうして僕は無事卒業し、お金を納めて、研究生になりました!!
第2章 研究と院試勉強とコロナ
研究生になってすぐ、コロナの流行により、研究所が閉鎖しました()
僕はシミュレーションを中心に行っていたのですが、
ある日突然「明日からしばらく家で研究してね!」と言われてしまったため、
リモート環境の構築もクソもなく、なにもできなくなりました。
というわけで僕は5月末まで論文を漁りつつ
卒論のために放置していた院試勉強を再開することにしました。
当時の勉強計画としてはざっくりこんな感じでした。
4〜5月:教科書の例題を解いて勉強
6月:昔の過去問&春院試の問題
7月〜:最近の過去問と新範囲の基礎問題
うまくいくと思います?いかなかったんですよ〜〜〜^^
原因はまーだ電磁気とかで受験しようとしてたからですね。
5月中旬くらいまでは電磁気とかで足掻いてましたが、
試しに解いた情報科目の簡単なこと!!(人によります)
というわけで5月中旬(6月になってたかも?)から本格的に科目を絞り、
過去問を解きまくっていました。
僕の選択科目は「情報基礎1、数学基礎、電気工学、計算機1」にしました。
一応簡単だったら情報基礎2、計算機2も解けるように対策はしてました。
また、僕の年はコロナの影響でTOEIC受けられない人が多かったため
英語は免除されました。(学部の英語の成績見られた気もする......?)
そうこうしているうちに研究室に行けるようになり、
シミュレーションを回しつつ、過去問解きつつ......
という感じで過ごしました。
第3章 院試本番とその後
特にもう話すことがほとんどないのでさらっと情報だけ提示します。
夏院試は他のB4の子たちと同じ日程で同じ問題での受験ですが、
枠が違ったため、留学生や他大生っぽい人や、院試浪人してる人と受けました。
合格発表日も同じです。
ここが重要なのですが、他のB4と違い受かったらすぐに入学手続き等があります。
そりゃまあ10月入学ですからね。
てんやわんやしてるうちに東北大学院生になりました。
就職活動は周りに秋入学者に関する情報を持ってる人がいなかったので
同期だった人たち(22年3月卒)と混ざり11月頃の企業フォーラムで様子見し、
メーカーからインフラまで質問して周りましたが、
どうやら1個下(23年3月卒)と一緒に就活すればいいことが分かりました。
つまりまぁ、恐れていたように下手すると就活時期と予備審査(6月)が被ります。
これを回避するために推薦から巷で噂の早期選考、奨学金返済支援制度などなど
色々調べて就活に臨んだのですが、これ以上の話はめんどいので次の記事でします。
他にも聞きたいことあったら追記しますのでどんどん質問ください!
僕なんかの失敗談が皆様のお役に立てればこれ以上の嬉しいことはありませんw